北見工業大学 地球環境工学科
先端材料物質工学コース
電子材料研究室

TACT2017@花蓮(台湾)に参加

International Thin Films Conference (TACT2017)@花蓮(台湾)に、矢ノ目(M2)、工藤(M1)、増井(M1)、木場が参加し、ポスター発表を行いました。
ポスター発表 イメージ1 ポスター発表 イメージ2 ポスター発表 イメージ3
B-P-0134 “Time-resolved Photoluminescence Study of Alq3 Thin Film with Plasmonic Ag Nanotriangle Array Fabricated by Nanosphere Lithography” K. Yanome, T. Kiba, K. Masui, M. Kawamura, Y. Abe, K. H. Kim, M. Takase, J. Takayama, A. Murayama C-P-0198 “Optical properties of highly stable silver thin films using different surface metal layer” E. Kudo, S. Hibiya, M. Kawamura, T. Kiba, Y. Abe, K. H. Kim, T. Sugiyama, H. Murotani C-P-0141 “Emission Enhancement and its dynamics of Alq3 with Surface Plasmon Resonance of Ag Nanoparticles” K. Masui, T. Kiba, A. Sato, K. Yanome, M. Kawamura, Y. Abe, K. H. Kim, J. Takayama, A. Murayama
10/15~18の4日間、国立東華大学(花蓮、台湾)で行われたInternational Thin Films Conference (TACT2017)に参加し、学生3名がこれまでの研究成果についての発表を行いました。 新幹線の通っている台湾西側と比べると少しアクセスが悪い、台湾東部の花蓮という街で学会が行われるため、往路は一度台北(松山)空港を経由して、プロペラ機で花蓮空港への移動となりました。
悪天候で揺れるプロペラ機の中からの台北市街の夜景 イメージ悪天候で揺れるプロペラ機の中からの台北市街の夜景

初日からいきなり、Conference Tourで太魯閣峡谷へと向かう予定だったのですが、台湾の南方に発生した台風の影響で、台湾の東側が大豪雨…。地元TVのニュースを見ても「土石流紅色警戒」とか「台鉄路基流失」とか「湖北三峽景區遇落石 3死2傷」とか、不穏な文字が踊りまくる始末。しかも、滞在中の花蓮市と会場の東華大学のちょーど中間?に位置する、花蓮県吉安郷で避難指示的なものが出ていそうな雰囲気。ということで、ツアーへの参加も、夜のウェルカムレセプションも無理をせずにキャンセルすることに。 夜になって、少し雨が小ぶりになったので花蓮の街へ出て夕食。
虱目魚丸湯(白身魚のつみれスープ)+台湾ではお約束の魯肉飯 イメージ虱目魚丸湯(白身魚のつみれスープ)+台湾ではお約束の魯肉飯
花蓮風の小籠包(小ぶりの肉まんっぽい)+蒸し餃子 イメージ花蓮風の小籠包(小ぶりの肉まんっぽい)+蒸し餃子
満腹のご様子 イメージ満腹のご様子
花蓮の街は、こんな感じの大衆料理店が多くて、物価は下手したら台北に比べても半分くらいかもしれない。写真に写ってる小籠包1籠(10個)で日本円で200円とか、蒸し餃子1籠で160円とか。食事にお金がかからない分お酒でも…と思っても、この手のご飯屋さんにはお酒は置いてないようで、ホテル近所のコンビニに寄って缶ビールを買ってく、みたいなスタイルでの滞在でした。
ホテルのある花蓮の駅前から会場の東華大学までは、少し距離があってバスに揺られて40分くらい。それでも会議が開催されている建物の真ん前までバスが向かうので、それなりに便利と言えば便利。周囲に生えている熱帯植物がなかなか南方っぽい雰囲気を醸します。
南方っぽいヤシの木的な熱帯植物 イメージ南方っぽいヤシの木的な熱帯植物
 イメージ会場になってる工学部の建物
地元の台湾の方の比率が高めで、若干ローカル感の漂う会議ではあった(特にBanquet)ものの、ポスター発表をする学生のもとには、結構な数のお客さんが聞きに来てくれており、特に国際学会デビューとなったM1の二人にとっては、良い経験となったのではないでしょうか。
会場で記念撮影 イメージ会場で記念撮影

台湾と言えば、夜市も魅力の一つと言えるのですが、ここ花蓮の「東大門夜市」は数年前に再整備されたばかりで、清潔感があって道幅も広くて、他の街の夜市で感じられるあの独特のアジアンテイストはちょっと薄く、若干拍子抜け。でも豊富な店のラインナップといい、ちゃんと臭豆腐の店もあるしで、夜市の醍醐味はしっかりと味合うことができる。
東大門夜市 イメージ東大門夜市
所々にあやしいひらがなの「の」が イメージ所々にあやしいひらがなの「の」が
さすがに夜市では、観光客価格?の設定になっているのか、普通の街中のご飯屋さんより高め。台湾かき氷も日本円で400~600円くらい。
最終日は特急「普悠瑪(プユマ)号」に乗って2時間で台北へ。車両は日本車両製。
普悠瑪(プユマ)号 イメージどギツいカラーリングの普悠瑪号

せっかく台北に来たけど、またまた生憎の雨模様。とりあえず鼎泰豊で小籠包。

鼎泰豊(復興店)で小籠包 イメージ鼎泰豊(復興店)で小籠包。何籠でも食える。
復路は桃園国際空港までMRTの始発で。去年開業したMRTのおかげで、バスで行くよりも定時性が向上して安心に。海外でのバス利用って、バス停どこだ?とか、料金いつ払うんだ?とかで、言葉に自信がないとちょっとハードルが高いんだけど、台湾では「悠遊カード」なるIC乗車券が、台北のMRT・バスだけではなく、地方の花蓮エリアのバスでも使えた上に、大学構内の自販機での決済でまで使えたのは驚き。交通系だけでも電子マネーが乱立してる日本の状況を考えると、シンプルでちょっとうらやましい。
昨年の香港に引き続き、今年も近場アジア圏の台湾の学会への参加だったのですが、台北ではなくて花蓮という地方都市だったおかげで、それなりに台湾らしさが感じられる滞在だったのではないかなとの印象です。正直、台北だけの滞在だと、日系のコンビニや飲食店が普通にあって、海外に来たという印象が薄い気がするので。さて、来年はどこの国際学会に参加しようかなー。(木場)