医療材料とはその名前の通り医師や看護師が病気治療に用いる医療器具の素材になる材料であり、生体に対して無害であるだけでなく感染症を予防する機能や生体に馴染む機能などが求められます。私たちは「材料表面」の知見と「バイオ評価」の技術を融合させ、材料と生体の界面で起こっている現象を解明し、生体に対していろいろな機能を示す新しい「表面機能型医療用材料」の研究開発をおこなっています。この研究を通じて、安全・安心な医療技術の向上に材料工学で貢献することを目指しています。
また自動車産業をはじめとした「ものづくり産業」のでは、安全・安心に使うための金属製品の長寿命化が求められています。 私たちの研究室では、「材料表面」の専門知識を活用して、耐摩耗性を向上する金属表面窒化技術の研究開発をおこない、持続可能な安全・安心な社会の発展に貢献することを目指しています。
日本分析化学会北海道支部 緑陰セミナーに参加
令和7年7月20−21日に北海道沼田町のほろしん温泉で開催された、日本分析化学会北海道支部第41回緑陰セミナーに参加してきました。 同セミナーは北海道内の分析化学研究者の若手交流を目的とするもので、大津がセミナーの講師(招待講演)をおこない、さらにM1の小嶋と橘が ポスター発表をおこないました。両名とも初めての学外発表でしたが、橘がぶっちぎりの1位でポスター賞を受賞しました。すごい! 夜も遅くまで他大学の先生や学生たちと交流し、両名ともに大きな刺激を受けた様子でした。